Redash のクエリ名を空にしてしまうと困るから直した
Redash Advent Calendar 8日目の記事です。
昨日の記事の続きです。
直した
直せてよかったです。
英語は誰かに直してほしいです。
考察
この問題はおそらく Angular から React への移行のなかで入り込んでしまったものだと思います。
クエリ編集をするための EditInPlace コンポーネントは master
ブランチでは React コンポーネントですが、v5.0.2
タグでは以下のように Angular のコンポーネントになっていたのが怪しいなと思って眺めてみたところ、問題を見つけられたので今回の修正・PR につながりました。
redash/edit-in-place.js at v5.0.2 · getredash/redash · GitHub
Redash は積極的に React への移行を進めていて、v6 のリリースノートにもその記載があります。
Release v6.0.0-beta · getredash/redash · GitHub
v6 リリース前にいろいろバグは潰されると思いますが、他にも React 移行でバグがでてくるかもしれませんね。
明日の告知
明日は anntoque さんによる「Redashから参照してるPrestoのカタログクリーニングの話」です!
Redash のクエリ名を空にしてしまうと困る
Redash Advent Calendar 7日目の記事です。
困る
Redash のデモサイトで確認しました。
再現手順
クエリを一度保存し、その後クエリ名を空にします。
空にしてクエリ名を保存してしまうと。その後クエリ名が変えられません(正確にはクエリ名をクリックできないので、テキストボックスが表示できません)
これは困りますね。デモサイトは 6.0.0-beta+b8065 なのですが、業務で使用している 5.0.2+b5486 では再現しなかったことが少し気になります。
幸いにも Redash は OSS なので、自分で直すこともできるはずです。
明日の予告
ということで、明日の記事ではこれを直してみるというのをやってみます。
直せなかったら、しれっと別のことを書くかもしれません。
Redash をアップグレードした時にメモリ使用量はどのように変わるのか?
Redash Advent Calendar 6日目の記事です。
疑問
Redash は常に多くの機能や改善を取り込みながら成長していますが、一方で対応するデータソースなどが増えることによって、使用するメモリの量は増えるのではないか?
結論
- v4 -> v5 は大差なし
- v3 -> v4(v5) では
server
プロセスが使用するメモリが 100MB 増える
確認方法
docker-compose.production.yml
の redash
イメージのバージョンを以下の3つで切り替え、docker-compose -f docker-compose.production.yml up
で起動直後の状態を ctop で確認。
実際にクエリを実行するような確認はしていないので、簡易計測です。
3.0.0.b3147
4.0.2.b4720
5.0.2.b5486
まとめ
アップグレード後のリソース監視を忘れずに!
Redash v5 で追加されたタグ機能をさらに便利に使いたい
Redash Advent Calendar 5日目の記事です。
タグ機能が便利
Redash v5 にアップグレードするモチベーションになる機能のひとつとしてタグ機能があります。便利ですよね。
これといって新鮮味のある機能ではありませんが、クエリの命名規則などで運用でカバーしていたものがスマートに解決される感じがして、とても良い機能だと思います。
クエリ命名規則といえば去年の Advent Calendar で記事も書きました。
タグ機能の惜しいところ
タグ機能は便利ですが、(私が知る限り)現状は画面からぽちぽちしないとタグが追加・削除できません。
すでに100個以上のクエリが運用されていたりすると、タグ付けだけで半日終わってしまいます。
かゆいところに手を伸ばす
ということで、CLI からクエリのタグを追加・削除できる PR を送ってみました。
マージされたらうれしい。
Redash のデモサイトでとりあえず雰囲気を掴むための SQL
Redash Advent Calendar 4日目の記事です。
先日公開した記事のおまけ的な情報として、SQL がわからなくてもさっと Redash を試すための SQL を紹介します。
手順
クエリ作成画面を表示する
http://demo.redash.io/queries/new にアクセスしてクエリ作成画面を表示します
データソースとして BigQuery を利用する
SQL を実行する
以下の SQL を実行してみましょう。
SELECT STRFTIME_UTC_USEC(DATE(time_ts), '%Y-%m') ym, COUNT(*) cnt, MIN(score) score_min, AVG(score) score_avg, MAX(score) score_max FROM [bigquery-public-data:hacker_news.stories] WHERE time_ts IS NOT NULL GROUP BY ym ORDER BY ym
補足: 先日の記事でも軽く触れましたが Redash のデモサイトでは BigQuery の Public Datasets を利用できます。
結果をみてみる
こんな感じに結果が表示されます。
あとは結果をダウンロードしてみたり、グラフによる可視化などを試してみるとよいでしょう。
今回の記事は以上です。
このぐらいの軽いネタでも大歓迎なので、よろしければ Redash Advent Calendar にも参加してみてください。
Happy Redash-ing!