Redash Meetup #0.2 - SQL 未経験者向けハンズオンを開催した
主催しているRedash Meetupの企画として SQL 未経験者向けハンズオンを開催しました。
ブログ書くのがずいぶん遅くなってしまったけど、まぁいろいろあった。
進行について
SQL 未経験者向けということで、一度でも SQL を書いたことがある人にとっては物足りなくなるレベルで内容を絞ることにした。
具体的にはイベントページの説明にも記載しているが、 WHERE
での条件指定を中心に、後半少しだけ GROUP BY
に触れるよう内容でハンズオンを構成した。
構成について気を使ったこと
コピペでほとんどの SQL を実行できるようににした
ハンズオンの大半は「ほぼコピペ」で進められるような構成にして、「何をやっても動かなくて詰まる」という状況を防ぐというのを意識した。
コピペで進めることにした理由としては、事前に社内のインターン向けにリハーサルをした際、「タイピング速度に依存して個々の進行度合いの差が大きく開く」というのが見受けられた。ということが大きい。
今回のハンズオンは「じっくり基礎を学ぶ」という特性のものではなく、「SQL を実行してみて、データベースからデータを取り出す感覚を掴んでもらう」ということを重視したため、このような形をとったが、イベントを終えてみると、参加者の方にとっては少し物足りないところもあったように思える。
このあたりは、ハンズオンイベントの難しさだなと思う。
コピペで実行する SQL の中にエラーを仕込んだ
サポート講師としてイベントをフォローというかドライブしてくれた id:kakku22 が表参道.rbで過去に発表した以下のスライドを思い出して、「SQL の中に潜むエラーを見つける」というのを、コピペ資料の中にこっそりと埋め込んだ。
これが好評だったか?というと、よくわからないというのが正直なところではあるけど、「SQL を書いていれば必ずエラーと向き合うことになる」ということを伝えることはできたと思う。
エラーを見てすぐに拒否反応するのではなく「エラーが出たってことは、どこか間違ってるんだろうな」と思ってもらえるようになっていたらうれしい。
後半は応用編として、前半のハンズオンとは全く違ったデータベースを使った演習を入れた
前半の内容は前述の通り「ほぼコピペ」で進める内容となっていて、具体的には MySQL のサンプルデータとして有名な world
データベースを使用していた。
一方、後半の内容は sakila
データベース(ビデオレンタル店を模したデータ)を使用し、以下のような課題に取り組む形をとった。
- (Redashで)テーブルの一覧、カラムの一覧を見てみる
- 顧客数をカウントする
- 店舗別の顧客数をカウントする
- 再生時間が長い映画トップ20を取得する
- タイトルに GOLD を含む映画を取得する
- (チャレンジ演習) 最も出演回数の多い俳優または女優の名前は?
前半にコピペをしながら取り組んだ SQL を参考にすれば、正解にたどり着けるような課題にしつつ、未知のデータベースにどんなテーブルやカラムがあるか、何件のデータが保持されているかなど、少し実務でも活用できそうなお題を選んだつもり。
改善点
SQL を「書く」体験をもう少し多くしてもよかった
前述の「コピペ進行」の話のとおりなので割愛
資料を公開できるように準備したかった
イベント企画時点では、イベント後に資料を公開することを計画していたが、イベント内で口頭補足する前提の資料にしてしまったことや、Redash のハンズオン環境環境がないと実感に欠ける資料になってしまったため、公開は見送ることにした。
次回開催をする場合は、この点を解決したい。
まとめ
- ハンズオンは準備と内容のレベル調整が大変
- みなさんの反応を見ながら進行できるのは面白い
- 次回開催は未定。定員を大きく超える応募をいただいたので、また開催してみたいとは思っている
次回開催、どうしようかなぁ。と思いを巡らせてみてはいるものの、まずは直近のイベントの準備・開催を終えてから考えることにしよう。
Redash Meetup についての宣伝
Redash Meetup #2 では コネヒト株式会社 の shnagai さんに登壇をお願いしました。Redash に興味があるかたは、こちらのイベントへのご参加もご検討ください。