SQL書き方ドリルのサンプルDBをre:dashで遊べるようにするVagrantfile

最近は社内でSQLの啓蒙活動をしています。

幸いにも何人か興味を持ってもらったので、一通りSQLを学べそうな「SQL書き方ドリル」を会社で買ってもらったので、 SQLとあわせて啓蒙中のre:dashから、書籍付属のサンプルDBを使って、手を動かしながら勉強できるような環境を作ってみました。

改訂第3版 すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル (WEB+DB PRESS plus)

改訂第3版 すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル (WEB+DB PRESS plus)

前提

お使いの環境でVagrantが使えるようになっている環境を前提とします。

Macで動作確認していますが、Windows, Linuxでも動くと思います。

準備

re:dashをGitHubからcloneします。

$ git clone https://github.com/getredash/redash.git
$ cd redash

次に、Vagrantfileを以下のように書き換えます

gist.github.com

MySQLrootユーザーがパスワードなしであったり、redashユーザーのパスワードが雑だったりしますが、ローカル環境での利用を想定しているためご了承ください。

最後に、SQL書き方ドリルのCD-ROMのデータをVagrantfileと同じ階層にSQL_DRILLという名前のディレクトリを作成し、その中に入れておきます。

起動

準備が終わればVMを起動するだけで、勝手にプロビジョニングされます。re:dashのVagrant Boxが事前にダウンロードされていない環境では、少し時間がかかると思います。

$ ./bin/vagrant_ctl.sh start

動作確認

上記のコマンドでVM起動すると、 http://localhost:9001 でre:dashにアクセスすることができます。

re:dashの使い方については割愛しますが、クエリを実行して、サンプルDBのデータを参照できていることを確認します。

現時点では、re:dashのデータソースについては手作業で設定することになります。

f:id:ariarijp:20160905140107p:plain

(念のため上記の画像ではデータをマスキングしています)

まとめ

SQLの入門書として評判のいい書籍の内容をre:dashで勉強できるようにしたので、社内でもっとSQLに興味を持つ人が増えてくれるといいなと思っています。

(追記)worldデータベース

こちらの記事でちょっと言及していただいたので、影響を受けて追記してみました。

kakakakakku.hatenablog.com

SQL書き方ドリルをお持ちでなくても、MySQLのworldデータベースを使用できるようにしました。Gistの Vagrantfile も変更済みです。

worldデータベースを使用する場合は、Vagrantfileと同じ階層にworld.sql.gzを配置してください。