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ソフトウェアエンジニアのための ITインフラ監視[実践]入門 の献本をいただきました

縁あって少しだけレビューをお手伝いさせていただいた関係で献本をいただきました!斎藤さん、技評さんありがとうございます!

www.amazon.co.jp

電子書籍版も本日から発売されています!

gihyo.jp

せっかくなので、ちょっとした感想を書くことでお礼にかえさせていただきたいと思います。

内容の流れ

この本の目次は以下のようになっています。

  • 第1章 監視の目的
  • 第2章 設計の流れ
  • 第3章 現状分析
  • 第4章 判断基準の設計
  • 第5章 監視サーバの選択と経路の設計
  • 第6章 監視業務運営の設計
  • 第7章 構築
  • 第8章 運用に入ったあとの問題への対処
  • 第9章 自動化を見据えて

これらの各章では、

  • なぜ監視をするのか
  • どうやって情報を集めて、自分たちが監視しようとしているシステムの状況を把握するか
  • 何をもって障害と判断するか
  • どのような方法で監視をするか
  • 監視・対応の体制をどのような視点で考えるか
  • 実際にソフトウェアエンジニアが独力で体験できる監視環境構築の実践
  • 障害対応のすすめ方
  • システムの構築・運用省力化のための自動化についての考え方

このような内容が各章にきちんと落とし込まれていて、読み進めていくうちに思わず唸ってしまうことがレビュー段階でも何度かありました。

もちろん、順をおって1章から読み進めていくのがよいと思いますが、リファレンスや「逆引き」本的に手元においておいて、必要になったときに必要な箇所をかいつまんで読むようなこともできるような構成になっているように感じました。

とにかく実践的

タイトルにも「実践」が含まれていますが、その名の通りとにかく実践的です。

現状分析の章では、仕様書やインフラの構成が資料として残されていればそれを活用すると前置きしつつ、それらが無い状況でも、どうやってシステムの状況を把握していくかについて書かれています。

個人的な意見ですが、ソフトウェアエンジニアなら誰しも、仕様書が無い、インフラ構成がよくわからないというシステムを相手にしなければならないという状況にであったことがあると思っています。そういった状況でどのように情報を集めていくか、というのはいわゆる「経験と勘」がものをいうことも事実ですが、「経験と勘」に頼らずとも、また、経験が乏しくても、「定石」を抑えておくことで状況を改善できるというのをこの本を通して感じました。

別の例でいえば、構築の章でMackerelやUptime Robotといったような、ソフトウェアエンジニアでも手触りを確かめながら監視のために必要なサーバーや監視ツールでの設定を体験できるようになっています。

これも個人的には重要なところだと思っており、たとえばMackrelでのリソース監視では「エージェントのインストールと設定」や「監視閾値と通知先の設定」、Uptime Robotでの「外形監視の設定」をそれぞれ体験しておくことで、実務上はMackerel、Uptime Robot以外のツールを選択しなくてはいけない状況であったとしてもこの体験が活きてくることでしょう。

たとえば「エージェント型」の監視であればMackerelの体験をもとにある程度の流れがイメージできるようになりますし、「外形監視」をしなくてはならなくなった場合でも、どのような監視ツールやサービスを探せばよいか、Uptime Robotでの体験を元に、状況にあったツール選定や設定ができるようになるものだと思います。

適度な薄さ

これは余談ですが、見本誌が手元に届いた場合「意外と薄い?!」と少し驚きました。

レビュー時はPDFで全体を読んでいたので、これが製本されたときのイメージがなかったのですが、ちょっとした空き時間で読み進めることも、まとまった時間をとって数時間で一気に読むこともできるようなボリュームかつ、前述のとおり後でかいつまんで読み返すこともできるような内容なので、買ったはいいけど積読。。ということにはなりにくい本だと思います。

まとめ

「ソフトウェアエンジニアのためのITインフラ監視」というタイトルが目に止まったら、ぜひ一度手にとってみてほしい一冊です!