Redash Meetup 3.0.0 を開催しました

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タイトルのとおりですが、7/9に Redash Meetup 3.0.0 を開催しました。

redash-meetup.connpass.com

今回は LT 枠を削って10分の登壇枠を2つ用意し、約1時間半で4本の登壇をみっちり詰め込んだイベントになりました。

発表内容振り返り

Redash の API 活用事例 / 株式会社ココラブル 井上さん

speakerdeck.com

Redash API 活用事例について、具体例を交えて発表されていました。

API を使用するシーンとして各社で利用されているであろう、Slack 通知や Google スプレッドシートへの自動書き出しだけでなく、API と Git を組み合わせたクエリのバージョン管理についても発表されていました。

発表の中でいくつかライブラリやツールを紹介していましたが、そのうちのいくつかは私が GitHub で公開しているものだったりします。

よろしければチェックしてみてください。

github.com

github.com

みんなが Redash を 気持ちよく使うやり方を 考える / コネヒト株式会社 金城さん

speakerdeck.com

前回、コネヒトの永井さんに Redash の導入について登壇していただきましたが、今回は導入後の話を中心に発表していただきました。

登壇をお願いするきっかけとなったクエリ乱立問題へたち向かう話や、今起きている問題を「データ活用のステージ」に照らし合わせて、解決のアプローチを考えるという話は、データ分析や分析基盤構築に関わるエンジニアにとって、共感のある話だったのではないかと思います。

発表の中でも触れられていたハンズオン資料ですが、今回も受付を手伝ってくれた id:kakku22 が作ったもので、実はこの資料きっかけで Redash Meetup 立ち上げたという小話があります。

まだ試したことがないかたは、ぜひ資料を見ていただき、ついでに Star もつけていただけると良いかと思います。

github.com

Hidden gems in Redash / 株式会社ユニトーン 有田 (ariarijp)

speakerdeck.com

他の登壇者様が現場感のある Redash の事例についてお話いただけることがわかっていたので、そのなかで私はちょっと変わった発表をしたいと思っていました。

今回のテーマは「Redash の高度な活用」として、様々な(一部はデフォルトでオフになっている)データソースの紹介や、Redash のクエリランナーを自作するといった話を思う存分お話させていただきました。

もちろん、ただのネタ発表ではなく Redash の開発者フレンドリーなところがみなさんに伝わったのではないかと思います。

イベント後の懇親会でもポジティブな感想をいただけたので、それなりにお楽しみいただけたのかなと思っています。

Redash運用に付きまとう課題とその解決方法 / 株式会社エウレカ 大久保さん

speakerdeck.com

エウレカにおける Redash 導入のきっかけや、導入後に発生したいくつもの課題を3つのフェーズに分けてご紹介いただきました。

「クエリ乱立」、「不正確クエリによる意思決定のミス」、「権限管理」などの Redash を運用するエンジニアにとって定番の課題だけでなく、

「キューづまりとの戦い」、「BigQuery の課金額上昇」、「便利だけど大変なことも多い定期実行」などについても、エウレカさんの事業成長のなかで日々起こったであろう課題について、事細かにお話いただきました。

現在は Tableau も併用されているとのことで、Redash 導入によってデータ活用が進んだ先に、どのように分析環境や基盤を広げていくか。という点でも参考になるお話だったかと思います。

こちらの発表については、早速エウレカさんのエンジニアブログでも記事にされていますので、そちらもぜひ読んでみてください。

medium.com

また、エウレカさんには DataManagement Engineer というポジションがあるようです。今回の発表や資料を見て興味をもたれた方は、素敵なオフィスに遊びにいってみるのもよいと思います。

eure.jp

懇親会

今回は Redash Meetup 初の懇親会も開催されました。会場だけでなく飲み物やピザを提供してくださった エウレカ様、本当にありがとうございました!

懇親会中、ふらふらと歩きながらいろいろな方とお話したのですが、Redash の導入・活用事例、悩みなど「これこそ Redash Meetup の懇親会だ!」と思うような会話が飛び交っていて、主催者としても大変うれしい気持ちになりました。

Twitter のトレンド入り

参加者数が過去最多であったり、ゲスト用のWiFiが快適に利用できたこともあるのか、Twitter への投稿が過去最多だったように思います。

一時はトレンド(おそらく東京エリア)にも入っていたようです(運営に手一杯でリアルタイムでは見られませんでした

自分が運営するイベントがトレンド入りするようなことは想像もしていなかったので、これには驚くばかりでした。

まとめ

今回はエウレカ様の会場をお借りしたり、募集枠が前回の倍以上だったり、懇親会ありだったりと多くのチャレンジや変化があったイベントになりました。

開催前はいろいろと不安を感じていたのですが、登壇者の皆様、参加者の皆様、会場設営から懇親会までお付き合いいただいたエウレカの皆様のおかげで、楽しくまじめに Redash の情報交換ができた会になったと思います。

「次回のイベントはいつですか?」という嬉しい質問もいただいていたのですが、現時点で次回の日程は決めていません。

しかし、Redash のバージョンを追い抜くまではやろうと思っているので、4.0.0 は実施する予定です。

次回については決まり次第お伝えさせていただきますので、ご興味があれば私の Twitter や connpass の Redash Meetup グループをチェックしてみてください。

twitter.com

redash-meetup.connpass.com

以上、Redash Meetup 3.0.0 の開催レポートでした。

楽しかった!!!!!